主人はトレーラーの運転手です。毎日、社服という会社名が入った服を着て仕事に出かけていきます。スーツ姿の男性を見かけると、私の目には新鮮に映ります。そんな主人が最近スーツを着ました。それは娘の幼稚園入園式です。久しぶりのスーツ姿は、とても素敵でしたがお腹周りが太ったらしく、ズボンがきつそうでした。オーダースーツが必要かもね、と私が笑うと主人は苦笑いしていました。ですが、オーダースーツってフィット感が違うと聞いたことがあります。
100〜150年周期で発生し、県沿岸に津波が襲来する東南海・南海地震。県は、昭和東南海地震(1944年)と昭和南海地震(46年)の被災者への聞き取り調査をし、当時の被害や教訓を記録に残した副読本・教材を作り、次世代への継承を目指している。県内の公立小学校5年の授業で近く使用する前に、教材に登場する3人の体験を紹介し、身近な防災教育の重要性について考える。【山下貴史】
那智勝浦町の無職、野口哲夫さん(74)は小学校1年生の時、昭和東南海地震を体験した。自宅近くで遊んでいると、地面が揺れ始めた。「地震や津波という言葉も知らず、何が起きたか分からなかった」と振り返る。
近所のおじさんから、「潮が引くか見て来い」と言われ、海に行ってのぞき込んだ。「潮が引き始め、引っ張られるような気がして、後ずさりした」。海の底が見えたという。
たまたま家の墓がある山に上がり助かった。津波で柱が跳ね上がった親戚の家、自転車を放って電信柱にしがみつく人、屋根に乗って流された人も見た。
自宅は床上浸水した。家族は無事だったが、近所の同級生が死んだ。その妹2人と、おばあさんも亡くなった。
教材には、津波を見に行く誤った行動も描かれた。津波はいつも「引き波」で始まるとは限らない。04年のインド洋大津波では、波が引かずに水位が上がる「押し波」がインドやスリランカの多くの沿岸に押し寄せた。
元消防団員でもある野口さんは「昭和東南海地震に遭った時、大人に言われて何も分からず海を見に行った。地震が起きた段階で、一目散に逃げることが大切」と警鐘を鳴らす。野口さんは避難前に近所の人の指示で、津波が来ることを周辺の人に伝えて回ったが、「本当は声掛けをしなくても皆が逃げることが大事」と説く。
野口さんが住む地域の自治会は年3回、近くの山に逃げる避難路確保のために草刈りをしている。「想定に縛られずに逃げる必要があると、東日本大震災で突き付けられた。今は真っ暗でも逃げ道が分かる」
………………………………………………………………………………………………………
■メモ
◇昭和東南海地震
1944年12月7日午後1時36分、紀伊半島沖で発生。地震の規模を示すマグニチュードは7・9。静岡、愛知、三重県などで死者・行方不明者は1223人に達した。和歌山県は49人。
◇
県公表の東海・東南海・南海3連動地震時の被害想定で、那智勝浦町の津波第1波は8分後。最大波高は6・1メートル。
8月23日朝刊
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和歌山市加太の加太漁協(由井臣組合長)の業務や会計に法令違反の疑いが浮上していた問題で、県は22日、同漁協が周辺公示地価の約3倍の価格で土地などを購入していたと発表した。水産業協同組合法などに違反しており、県は今後、改善指導し、刑事告発も視野に対応を検討する。
県農林水産総務課によると、同漁協は06年、仲買人の男性から、同市加太の土地(約74平方メートル)と平屋建て倉庫(約46平方メートル)を計1092万2100円で購入。建物に価値はほとんどなく、購入価格は周辺公示地価の約3倍だった。同漁協は男性と取引関係にあったが、魚の販売代金約5500万円を回収できていなかったという。不適正な価格での買い取りなどに対し、県は同法の定める理事らの忠実義務違反に当たるとしている。
また、07年に同漁協が発注した蓄養施設建設工事に関して、契約相手先を選んだ経緯が不透明などとしている。
県は先月、土地・建物の購入が不適切に行われた疑いがあるとして立ち入り検査を実施。同組合は組合員からの役員改選請求を受け、今月5日付で役員10人全員を解任し、17日付で新役員を選出した。【岡村崇】
8月23日朝刊
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太地町の鯨類追い込み網漁を巡るトラブルを防ぐため、県警は22日、「太地町特別警戒本部」を設置した。山下晃司警備部長をトップとする143人体制で警戒にあたる。
今期の漁を終える来年4月ごろまで、警察官10人程度を常駐させ、1日最大50人が任務に当たる。25日には同町太地の町多目的センターに臨時交番を開設し、3人を配置する。従来は最寄りの新宮署から警察官を派遣するなどしていた。県警公安課の佐々木陽介次席は「体制を強化して違法行為を防ぎ、犯罪のない町にする」と話す。
同町では、イルカ漁を批判的に描いた米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が国内で公開された昨年夏以降、反捕鯨団体などによる漁の妨害行為が相次いでいた。【岡村崇】
8月23日朝刊
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近所のおじさんから、「潮が引くか見て来い」と言われ、海に行ってのぞき込んだ。「潮が引き始め、引っ張られるような気がして、後ずさりした」。海の底が見えたという。
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1944年12月7日午後1時36分、紀伊半島沖で発生。地震の規模を示すマグニチュードは7・9。静岡、愛知、三重県などで死者・行方不明者は1223人に達した。和歌山県は49人。
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和歌山市加太の加太漁協(由井臣組合長)の業務や会計に法令違反の疑いが浮上していた問題で、県は22日、同漁協が周辺公示地価の約3倍の価格で土地などを購入していたと発表した。水産業協同組合法などに違反しており、県は今後、改善指導し、刑事告発も視野に対応を検討する。
県農林水産総務課によると、同漁協は06年、仲買人の男性から、同市加太の土地(約74平方メートル)と平屋建て倉庫(約46平方メートル)を計1092万2100円で購入。建物に価値はほとんどなく、購入価格は周辺公示地価の約3倍だった。同漁協は男性と取引関係にあったが、魚の販売代金約5500万円を回収できていなかったという。不適正な価格での買い取りなどに対し、県は同法の定める理事らの忠実義務違反に当たるとしている。
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